新型コロナウイルスへの対応について

新型コロナウイルス感染症対策について
「帰国者・接触者相談センター」「入院病床の確保について」「イベントの延期または中止の方針」「東京2020大会を契機にした、クルーズ船の誘致・ナイトタイムエコノミー推進事業」「市立学校の臨時休業措置」など、新型コロナウイルス感染に係わる本市の対応について代表質問で確認しました。
市立川崎病院を含めた市内各医療機関では、ダイヤモンドプリンセス号関連患者の受入れを行っています。3月5日12時現在、7名の患者数となっており、帰国者・接触者相談センターには1,657件の相談がありました。感染症対応病床については、感染症指定医療機関である市立川崎病院に12床確保されていますが、国からの通知を受け、他の医療機関を含めた医療体制を整えているところです。川崎市健康安全研究所では1日に40件の検査が可能ですが、累計で320件の検査を実施しています。ダイヤモンドプリンセスの乗客や市外からが190件、市内の医療機関から130件の依頼により検査を行い、ダイヤモンドプリンセスの乗客2名と市外の方1名に陽性反応がありましたが、市内の方の陽性反応は出ていません。検査に対して必要な対応を図っているところですが、検査件数の増加に対応するため新たな検査方法の確立に向け国や県からの情報収集をしているところです。
重症者の発生を防ぐため全国的にスポーツ・文化的イベントの延期または中止の方針を示していますが、本市については、3月31日まで自粛の延長を決定しました。
市長は、2月17日の施政方針の中で、東京2020大会を契機に臨海部の活性化の取組として、クルーズ船の誘致やナイトタイムエコノミー事業を推進し、外国人観光客の誘客を図ると表明ました。未だ収束時期が見えない中、ウイルスの感染の状況に応じて、本事業については再検討すべきと市長に申入れしました。
市立学校の臨時休業措置については、休校の期間中であっても、やむを得ない事情がある児童等は、8時30分~14時までは学校で教職員が見守り、14時以降は、わくわくプラザで、感染拡大防止に留意しながら過ごせることになっています。国の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の委員も務めている、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長にご意見をいただきながら、今後の新型コロナウイルス感染症の感染状況を適時確認し、状況に応じて行政と共に迅速に対応してまいります。

© 2019 田村京三